LOCATION PHOTO

ロケフォト

雄大な立山連峰を背に…

2024.08.02

お二人との出会いは、一本のLINEからでした。
当初は、別のロケーションでのフォトウエディングを思っておられましたが、急ぎ足での準備が想定されたこともあり、慌てずにしっかりと準備をしていきたいとの思いから撮影は少し準備期間をもって夏に…となりました。

すでに、新しい街での生活をスタートしておられたご新婦さま。ご遠方ということもあり、なかなかすぐに打ち合わせが出来ない状況でもあったため、打ち合わせのほとんどは、LINEでのやり取りでした。

ご新婦さまのご希望は、「立山連峰・青空・草花…自然いっぱいなところで撮影をしたい。」そんな思いがありました。
打合せのお電話の中で、「結婚を機に富山を出たら、もう富山に帰ってくることはないので、富山らしいところで記念の写真を残したいな…と思って。」とそんな風に胸の内をお話くださいました。
LINEでは気づかなかった胸の内。そんな強い決意が、立山連峰や自然いっぱいな富山らしいところという思いにつながっているんだ。と、強く認識することができました。

「結婚とは、やはり人生で大きな出来事で、人生を大きく舵取りしていくんだな…」と、改めて感じる瞬間でした。
それからは、毎日、常に「立山連峰が望める自然豊かな場所はどこだろう…?」と、私たちも今までの経験をもとに、アンテナを張り巡らし、撮影場所探しからスタートしました。

撮影場所をご提案する上で、海から立山連峰が大きく眺められる場所がいいのかな?それとも、一画に映り込むような富山らしい公園がいいのかな?…いろんなことを想像しながら、イメージ画像を送らせて頂いたり、送っていただいたり…と、LINEでのやり取りの日々。

そんな時、「景観を思うなら、思い切って、室堂まで行ってしまうのもありかも…」とふと頭に浮かび、ご提案させていただくことに…
お二人も室堂のイメージを少しご検討いただいていたこともあり、お話はすぐにまとまり、お二人のウエディングフォトは、立山室堂にて撮影をすることに決定となりました。

今まで富山で生活をしていた身近な景色。立山連邦を眺める毎日。大好きだった富山を離れて気付く、富山の大自然と雄大な立山連峰。
ご新婦様の夢が叶う第一歩になりました。

一番最初にLINEを頂いたのは、これから、桜が見ごろを迎えるね…という春先。
そのころ、立山はまだまだ真冬まっただ中でした。イメージも全くできず、インターネットにある立山の情報だけを手掛かりに撮影イメージを膨らませるだけでした。

そして、本格的な夏を迎え、富山市内では連日猛暑日が続くころ、お二人のウエディングフォトがスタートしました。
初めての夏の立山。下見では、まだまだ残雪が残り、全くイメージしていなかった室堂の景色は、驚くほど青々と、そして、驚くほど爽快で壮大な景色に様変わり。夏の立山室堂は、さすがに標高が高いためか、さらっとした空気でクリアに澄んでいて、脈々とした岩肌、そして青々とした緑一面の美しい世界がお2人を待っていてくれました。

撮影が始まると、お2人とのこの時間を存分に味わいたい!!そんな思いが私たちに生まれてきました。きっと、お2人もそうだったと思います。笑顔も、撮影で交わされる声も、全てが明るく、目の前に大きく広がる立山に気持ちが上がっていらっしゃったのが伝わりました。
ごつごつとした坂道を、二人で手を繋いで登るのも楽しい。ただただこの景色の中歩くだけでも幸せ。
そんな思いにかられます。
標高2400メートルの地は、太陽が近く、とてもまぶしくそして暑さを感じるのですが、常に山肌を降りる爽やかな風がお2人クールダウンさせてくれました。

ここは日本?ここは私たちの富山?
どこか、ヨーロッパの国に来ているかのような錯覚を起こしてしまうほどの壮大な山々。
そう感じてしまうほどの雄大な景色の中、お二人の撮影は続きます。

この大自然を背に、お二人は幸せを存分に感じこれからを嬉しく思うばかりでした。

みくりが池の雪解けも100%に。
初めてみる碧い湖面の澄んだグラデーション。撮影の疲れもこの碧さに癒され、そよそよ流れる風に揺れる湖面、その湖面に映る美しい立山をただしばらく静かに眺める…そんな穏やかな時間でした。

富山の水の美味しさの理由が分かる、そんな透き通った湖は湖底に沈む石が見えるほどでした。

道行く登山客の皆さまからの温かい祝福が、驚くほど多くてビックリ。
すれ違う全ての方から「おめでとうございます!」「かわいい~」と、たくさん、声をかけて頂きました。「Congratulations!!」「Wow beautiful bride」いろんな国の、いろんな祝福の言葉が駆け抜け、幸せをかみしめながらの撮影が続きます。

ちょっと室堂駅のベンチで休憩…
お二人は休むことなく撮影に臨んでおられました。この瞬間さえも、休憩という名の撮影タイム。
それでも楽しすぎて、最高すぎて、全く疲れを感じないお2人でした。

神様は、お二人に「最高の幸せな時間」を下さいましたね。
そして、今回の立山室堂でのウエディングフォトはお2人と一緒に無事に成功させることができたことを心から嬉しく思うと同時に心から感謝しております。
本当にありがとうございました。
お二人からは、おかげさまで…とたくさんお言葉をかけて頂きましたが、私のほうこそ、このようなチャンスを頂きお2人のおかげでとっても幸せなウエディングフォトのお手伝いをさせて頂きました。幸せな時間をご一緒できて私も最高に幸せです。


夏の立山室堂は、初めて。
それどころか、山でのウエディングフォトは初めてでございましたので、至らぬ点もあったかと思いますが、お二人の優しいお心遣いのおかげでこのように最高のウエディングフォトを叶えるお手伝いをさせて頂くことができました。
お衣裳合わせには、遠いところ足を運んで頂き、そして、限られた時間の中でめいいっぱい打合せをさせて頂きましたね。お仕事とお二人の生活を頑張りながら何度も富山への帰省。
本当に頭の下がる思いでいっぱいです。

撮影は、お天気予報とのにらめっこでしたが、なんとかこの日に撮影できたことを感謝しております。
準備が整い、撮影開始と同時に、登山客の方から「あなたたち、最高に幸せな日に写真撮ってるね!そこ、見てごらん。彩雲だよ!!」とお声をかけて頂きました。
そこには、雲に七色の虹がかかったような自然現象の彩雲が広がっていましたね。
神様からの祝福を頂いているようで、涙が出るほどうれしかったです。
お2人の晴の日にこんな素敵な幸運に恵まれるとは…と心の底から嬉しさと感謝と感動と…行っても言い表せられないほどの気持ちが込み上げてきました。
虹のように、いつか消えちゃうのかなと思いましたが、撮影中、ずーっとずーっとお2人を見守ってくれていましたね。あんなに長い時間そこにいてくれたことに感謝でした。
お二人のこれからを表してくれているようで本当に本当に嬉しかったです。

彩雲に見守られたお2人は、最強運の持ち主です!
これからもお二人手と手を取り合って、お二人らしく、お二人のペースで♡
お二人に出会えて本当に幸せです。担当をさせて頂き、本当に心から感謝致しております。
どうぞ、末永くお幸せに。

TOPへ戻る